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諸宗教の所有と貧困の視点(メモ)

2012/12/19 18:30

あるテーマに基づき各宗教からの視点が書かれた本があったので、抜粋してメモしておきます。

今回読んだのは、
諸宗教の倫理学―その教理と実生活〈第4巻〉所有と貧困の倫理


各集団の秩序保持に必要なように考え方が作られたんだろうな〜と感じました。
他のシリーズ(労働・性・健康・環境)についても読んでみたい。


◆旧約聖書
  • 神は貧しい人々の後見人であり、彼らを救い出す。
  • 金持ちは貧しい人々を目の前にして愛を施す機会を持ち、神は施した人を祝福する。


◆イスラム教
  • 神はあらゆる所有物の創始者。
    所有と貧困は、神が分配しているので、個人的な功績や不名誉とは理解されていない。
  • 富は神を忘れさせる誘惑。
    富める者は、神からの所有物の受託者であり、審判の日に弁明しなければならない。
    所有物を貧しい者と分かち合うことを要求される。
  • 所有への努力は、それによって神が忘れられず、慈善行為が行われる限り許される。


◆上座部仏教
  • 所有と無所有からの苦しみの開放が大切。
  • 僧侶はほぼ何も所有しない。
  • 僧侶に施しをする人も、仏教の徳の一つである寛大さを学ぶ。


◆大乗仏教(禅仏教のケース)
  • 所有は課題と理解される。
    何のために所有を使用するのかという問いがある。
  • 仏道の修行とならない仕事はないので、職業的活動の成果としての豊かさを評価する面もある。


◆儒教
  • 儒教が生まれた当時は、実力主義が横行し身分制秩序が解体されつつあり、身分制秩序の再編のために創られた。
    そのため、所有と貧困はテーマではなく、副次的な領域として扱われている。
  • 富も貧困もそれ自体は悪ではなく、その獲得ないし忌避が君子の仁を損なう時にのみ悪。




仏教が上座部仏教と大乗仏教で違いすぎ。
でも、受け入れ民族の風土を考えると、必然なのかなと思う。

上座部仏教が栄えている地方では、暖かいから、モノが少なくてもいいんだろうなあ。
一年中、保管しなくても果物や動物を食することができるし、衣類も住居も簡素でいい。

中国・チベット・モンゴル・日本のような北方に行くと、簡素なものでは生きていかれず、衣食住に対して勤勉じゃないと冬を越せない。



また、旧約聖書やイスラム教から受けた印象は、貧困のレベルが古代アジアと中東では丸っきり違ったのかなということです。

アジアは植生が豊かで、貧困でも木ノ実や小動物をなんとか食べることはできたのかもしれない。
一方、中東は荒地で、いい土地や家畜を所有している者とそうでない者では生死を分けるほどで、貧民は施されないと生きていけない人たちだったのかな、と。

イスラム教とキリスト教は貧しい人に優しい教えで(しかも富豪にも冷たくない)、それが一因で世界で二強になったんだなと再認識です。
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[ 2012/12/19 18:30 ] 思想・宗教・倫理 | TB(0) | CM(0)


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