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日本人らしさ~和と怨霊信仰

2012/11/21 18:30

日本人らしさって何だろう?
と思い、日本史の本を読み始めました。


読んでいる本は、【逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎】

ここでは古来から現代まで続く日本人らしさは、「和」と「怨霊信仰」と述べられています。



◆和とは

まず、和とは、
これは本来「ワ(環)」という原日本語で、英語で言えばcircle(サークル)にあたる。

つまりもともと環濠集落である国を表していた言葉で、同時に人の集団、仲間を表す。
これが「環」だ。
そして、それが発展して、その集団における「協調の精神」あるいは「アイデンティティー」のようなものを意味するようになり、その時点で「和」という漢字(中国の文字)が当てられた。



その根拠は、聖徳太子の十七条憲法から汲み取れます。
聖徳太子は当時最高の知識人であった。
仏教にも儒教にも造詣が深く、外国語(中国語・朝鮮語)も少しは話せたらしい。
その第一級の知識人が「最高の法律」を制定するにあたって、その第一条に「和が一番大切だ」という言葉を置いたのである。

なぜ、そんなことをしたのか、それはこの「和」こそが日本人に一番大切な原理だと判断したからではないのか。


十七条憲法の順番は、
  • 和を以(も)って貴(とうと)しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ
    訳)和をなによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを根本としなさい
  • 篤(あつ)く三宝(さんぼう)を敬え。三宝とは仏と法と僧となり
    訳)あつく三宝(仏教)を信奉しなさい。3つの宝とは仏・法理・僧侶のことである
  • 詔(みことのり)を承(う)けては必ず謹(つつし)め
    訳)王(天皇)の命令をうけたならば、かならず謹んでそれにしたがいなさい
十七条の憲法より引用)

大切な事項を順番に並べたとすると、仏の教えよりも、天皇への忠誠よりも、「和」が大切ということになります。


第一条は、下記のように詳述され、「話し合い」が絶対という点に帰結します。
むやみに反抗することのないようにせよ。
それが根本的態度でなければならぬ。
ところが人にはそれぞれ党派心があり、大局を見通している者は少ない。
だから主君や父に従わず、あるいは近隣の人びとと争いを起こすようになる。
しかしながら、人びとが上も下も和らぎ睦まじく話し合いができるならば、ことがらはおのずか道理にかない、何ごとも成しとげられないことはない。
(『聖徳太子』 (中村元編)



参考までに、聖徳太子意外に、日本人の独自性が「和」であることを発見した人として、ロバート・ホワイティング氏「和をもって日本となす」が紹介されています。
ヤキュウとベースボールの違いを追及していくと「和」にたどり着いたという内容です。



◆和の発生原因は怨霊信仰

古代日本人は一神教ではなく、神様が生命の一元管理者であるという意識がなく、且つ、霊の存在は認めていました。
従って、古代日本人は、個々の霊を恐れたのです。
一方、一神教の下では、個々の霊は神の管理下にあるという思想なので、神のお告げによって異民族を大虐殺したとしても、個々の霊によるタタリを恐れる必要はないとのことです。

古代日本人が大虐殺を忌み嫌ったのは、
一万人大虐殺をすれば、一万人のタタリを恐れなければならなくなるからだ。

だから、できるだけ、人が死ぬような争いは避けようという発想になる。

つまり、これが「わ」の発生原因である。
「わ」をなぜ何よりも尊重するかと言えば、タタリの発生を恐れるからだ。
タタリとはあくまで「死霊」の復讐だが、生霊の復讐もある。
これは執念によって発生する。


何かを決める時でも、誰かの猛烈な執念の悪影響を受けないように、「話し合い」に重きを置かれるようになったとのことです。



図示してみました。

121121和と怨霊信仰
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[ 2012/11/21 18:30 ] 思想・宗教・倫理 | TB(0) | CM(2)


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[ 2012/11/22 16:25 ] [ 編集 ]
>匿名様
この「和と怨霊信仰」説、面白いですよね!
井沢大先生に感謝です。
当日記での私のオリジナルの部分は、残念ながら図だけですが、今後オリジナルの考えを積み重ねていくくらいになれたらいいですね。

興味関心の幅が広い代わりに、狭い範囲で深掘りできているものが1つもないですよ! 笑
生まれもったものもありますが、環境要因も同様に大きいかなと思います。
細かいことを気にせずに済む環境で育てば、こう神経質にはならなかったかもしれないです。
でも・・・同じ環境で育った妹は、私ほど神経質ではなさそうなので、生まれつきかもしれないです・・・

分かり次第、日記にします!
[ 2012/11/22 21:36 ] [ 編集 ]
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