異文化に恋してる

異質な考え方に触れて参考になったときの備忘録
異文化に恋してる TOP  >  2012年12月

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チベット僧もクリスマスを祝う

2012/12/25 18:30

チベット僧からチャットのメッセージをいただきました。

「日本人はキリスト教じゃなくてもクリスマスを祝うけれど、チベット人もクリスマスを祝うのかな?」
とふと思ったので、聞いてみました。

“Merry Christmas”
と返信してくれた!

日本人と同じで他宗教のイベントを取り入れちゃうのかな?



と、思いきや、もっと高尚な理由でした。

ダライラマ法王がイコンに向かって手を合わせています。

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キリスト教の方々の幸福を願っているのでしょう。

自分と同じ考えの人たちだけじゃなく、全ての人々の幸福を願うという姿勢なのですね。



恐れ入ります。



私はキリスト教ではありませんが、大聖堂が大好きです。

法王の周りの祭壇も彫刻やイコンが素晴らしいです。

美しい文明を残してくれたキリスト教の皆様に感謝する日ですね。

Merry Christmas(^∀^)



図説 西洋建築の歴史
ギリシア、ローマ、ルネサンス、ロマネスク、ゴシック、バロック、新古典主義…2500年に及ぶ壮大な西洋建築の歴史を、二つの流れから読みとく。ヨーロッパ旅行必携。建築がよくわかる!街歩きが楽しくなる。

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[ 2012/12/25 18:30 ] すげえよ外国 | TB(2) | CM(2)


大乗仏教とゾロアスター教・ミスラ教・太陽信仰

2012/12/20 18:30

昨日、上座部仏教と大乗仏教の考え方が随分違うなあということを書きました。

ゾロアスター教 (講談社選書メチエ)」の一説によると、大乗仏教はイラン地方のアーリア人の諸宗教の影響を受けている可能性があるそうですね。

確かに、インドとイランは近い。

黄色が1世紀までの仏教の進出で、ピンクはゾロアスター教が国教だったという説があるアケメネス朝(B.C.550~330年)

確かに被ってる。

121220インド・イラン01

この仏教が進出したパキスタン北部は、当時は太陽信仰、ミスラ教、ゾロアスター教の信仰者が入り混じっていて、3つをまとめて「古代アーリア人の諸宗教」と定義するくらいが適当だそうです。


影響の諸説はというと・・・

  1. ミスラ信仰
     →大乗仏教の阿弥陀仏・弥勒菩薩
  2. 光明信仰
     →浄土教の西方浄土信仰・光明信仰
  3. ズルヴァーン、アナーヒター女帝
     →大乗仏教の観音菩薩
  4. 救世主信仰
     →弥勒菩薩
  5. 救世主信仰
     →浄土教の阿弥陀仏
  6. 先祖霊信仰
     →大乗仏教の孟蘭盆会などの行事(俗に言うお盆)



これが本当なら、日本にはゾロアスター教やミスラ教など馴染みのない宗教が、仏教と共に入ってきているのね。

イランと意外なつながりを持てるのは面白い。
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[ 2012/12/20 18:30 ] 思想・宗教・倫理 | TB(1) | CM(0)


諸宗教の所有と貧困の視点(メモ)

2012/12/19 18:30

あるテーマに基づき各宗教からの視点が書かれた本があったので、抜粋してメモしておきます。

今回読んだのは、
諸宗教の倫理学―その教理と実生活〈第4巻〉所有と貧困の倫理


各集団の秩序保持に必要なように考え方が作られたんだろうな〜と感じました。
他のシリーズ(労働・性・健康・環境)についても読んでみたい。


◆旧約聖書
  • 神は貧しい人々の後見人であり、彼らを救い出す。
  • 金持ちは貧しい人々を目の前にして愛を施す機会を持ち、神は施した人を祝福する。


◆イスラム教
  • 神はあらゆる所有物の創始者。
    所有と貧困は、神が分配しているので、個人的な功績や不名誉とは理解されていない。
  • 富は神を忘れさせる誘惑。
    富める者は、神からの所有物の受託者であり、審判の日に弁明しなければならない。
    所有物を貧しい者と分かち合うことを要求される。
  • 所有への努力は、それによって神が忘れられず、慈善行為が行われる限り許される。


◆上座部仏教
  • 所有と無所有からの苦しみの開放が大切。
  • 僧侶はほぼ何も所有しない。
  • 僧侶に施しをする人も、仏教の徳の一つである寛大さを学ぶ。


◆大乗仏教(禅仏教のケース)
  • 所有は課題と理解される。
    何のために所有を使用するのかという問いがある。
  • 仏道の修行とならない仕事はないので、職業的活動の成果としての豊かさを評価する面もある。


◆儒教
  • 儒教が生まれた当時は、実力主義が横行し身分制秩序が解体されつつあり、身分制秩序の再編のために創られた。
    そのため、所有と貧困はテーマではなく、副次的な領域として扱われている。
  • 富も貧困もそれ自体は悪ではなく、その獲得ないし忌避が君子の仁を損なう時にのみ悪。




仏教が上座部仏教と大乗仏教で違いすぎ。
でも、受け入れ民族の風土を考えると、必然なのかなと思う。

上座部仏教が栄えている地方では、暖かいから、モノが少なくてもいいんだろうなあ。
一年中、保管しなくても果物や動物を食することができるし、衣類も住居も簡素でいい。

中国・チベット・モンゴル・日本のような北方に行くと、簡素なものでは生きていかれず、衣食住に対して勤勉じゃないと冬を越せない。



また、旧約聖書やイスラム教から受けた印象は、貧困のレベルが古代アジアと中東では丸っきり違ったのかなということです。

アジアは植生が豊かで、貧困でも木ノ実や小動物をなんとか食べることはできたのかもしれない。
一方、中東は荒地で、いい土地や家畜を所有している者とそうでない者では生死を分けるほどで、貧民は施されないと生きていけない人たちだったのかな、と。

イスラム教とキリスト教は貧しい人に優しい教えで(しかも富豪にも冷たくない)、それが一因で世界で二強になったんだなと再認識です。
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[ 2012/12/19 18:30 ] 思想・宗教・倫理 | TB(0) | CM(0)


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著:有咲
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